SASEULはビットコインより1000倍速い?公開されている数字では1000倍になりません

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SASEULの誤解チェック その4

公開されている数字では、ビットコインより速いです。でも、どの数字で計算しても1000倍にはなりません

よく聞く話(2022年の記事の見出し)

“ビットコインより1000倍速い”

公開されている数字で計算すると

1000倍の根拠はありません

  • 公式の説明書: 確定まで6〜8秒
  • CoinMarketCap: 確定まで約10分
  • どちらも1000倍ではない
SASEULの数字はSASEUL公式の説明書(docs.saseul.com)とコイン情報サイトCoinMarketCapのSASEULの紹介、ビットコインの数字は広く知られた平均です(2026年9月27日確認)。1秒に何件まで処理できるかは、公開された測定が見つからなかったので計算できませんでした。

1000倍という根拠は、見つかりませんでした。公開されている数字で計算すると、SASEUL(サスル)はビットコインより速いです。でも、どの数字で計算しても、1000倍にはなりません。

SASEULの数字は、出どころによって違います。何を測るかによっても変わります。

「速い」とは、どういう意味ですか?

コインを送ると、2つの段階を通ります。

  1. 帳簿に書かれます。ここから、送った記録が残ります
  2. 記録が確定します。ここからは、だれも取り消せません

どちらの段階も、速いほどいいです。でも、どちらの段階を測るかで、「何倍速い」が変わります。宅配便でいえば、受付の時間と届く時間が違うのと似ています。

1000倍という話は、どこから出てきたのですか?

2022年6月8日の記事です。日付の順に並べると、こうなります。

ところが、記事には何と比べたのかが書かれていません。帳簿に書かれるまでの時間なのか、記録が確定するまでの時間なのか、出ていません。どうやって測ったのかもありません。

ニューシスの記事本文に出ていた根拠は、代表が「ビットコインより約1000倍速い速度を出す」と説明した言葉でした。

この言い方は、今も使われています。SASEUL公式のウォレット(コインを受け取ったり送ったりするアプリ)GuardeeのiPhoneのApp Storeの説明の1行目に、「Bitcoin보다 1,000배 빠른 블록체인 엔진」(ビットコインより1,000倍速いブロックチェーンのエンジン)と書かれています。2026年9月27日にApp Storeのページをもう一度開いたときも、この文句はそのままでした。

記事にもアプリの説明にも、何と比べたのかは書かれていません。公開されている数字では、1000倍にはなりませんでした。

公開されている数字で計算し直すと、何倍ですか?

SASEULの時間は、2つのところに出ています。ところが、2つの数字が違います。

どこに出ているか 帳簿に書かれるまで 記録が確定するまで
SASEUL公式の説明書(2026年3月9日更新) 書かれていない 6〜8秒
CoinMarketCapのSASEULのプロジェクト紹介 約4秒 約600秒(10分)。帳簿のページがあと10枚積み重なったあと

CoinMarketCapは、世界のいろいろなコインの情報を集めたサイトです。2つの数字のどちらが正しいかは、わかりません。測る基準が違っていたのかもしれない、と推測しています。

ビットコインは、広く知られた数字で比べました。

まず、CoinMarketCapの数字で計算すると、こうなります。

何を測るか SASEUL(CoinMarketCap) ビットコイン SASEULが何倍速いか
帳簿に書かれるまで 約4秒 約10分 約150倍
記録が確定するまで 約10分 約1時間 約6倍

CoinMarketCapの数字で見ると、SASEULはラーメンのお湯もわかない4秒、ビットコインはラーメンを1杯食べ終わる10分です。

公式の説明書の6〜8秒で計算すると、変わってきます。ビットコインが確定する1時間(3,600秒)と比べると、約450倍から600倍です。CoinMarketCapの数字で計算した約6倍より、ずっと大きいです。

それでも、どの数字で測っても1000倍にはなりません。

速さは「いつ確定するか」で見ます

何倍かよりも大事なのは、記録が確定するまでの時間です。ファイナリティ(finality)とも言います。コインを受け取る人は、記録が確定してはじめて、安心して品物を渡したり、受け取ったコインをまた使ったりできるからです。帳簿にどれだけ早く書かれても、確定するまでは待たなければなりません。

SASEULのホワイトペーパーも、記録が早く確定することを打ち出しています。どうやって早く確定させるのかは、SASEULは帳簿が2つ?にあります。

1秒に何件処理できるかは?

SASEULが1秒に何件まで処理できるかを公開の場で測った資料は、見つかりませんでした。

むしろ今は、測れるほど取引が多くありません。SASEUL公式のエクスプローラー(帳簿をだれでも見られるように見せる公式サイト)を見ると、わかります。

SASEUL公式エクスプローラーの、取引の帳簿のページの一覧(Latest Main Blocks)。ページごとに取引1件、間隔16秒、6秒、32秒
SASEUL公式エクスプローラーの、取引の帳簿のページの一覧(2026年9月23日20時26分)。赤い四角のように、ページごとに取引が1件です。

キャプチャーの帳簿のページには、取引が1件ずつ書かれていました。ページとページのあいだの間隔も、6秒、16秒、32秒と、ばらばらでした。取引が入ってくるたびにページを作っているように見えます。

このように空いているときには、わからないことがあります。取引が一度にどっと押し寄せたとき、どれくらい持ちこたえるか、です。

2026年9月27日9時23分、エクスプローラーの統計画面に出ていたこれまでの取引は、全部で10,843,603件でした。約1,084万件です。4年あまりで積み重なった数が、韓国の人口の5分の1くらいです。

マイニングする人にとって、これは大事ですか?

マイニングで受け取る量とは、関係ありません。マイニングで受け取るSASEULのコイン(SL)は、取引の速さとは関係がないからです。プール(何人かでいっしょに掘って分け合う集まり)が掘り出した分から出ます。

何倍速くても、グラフィックボード1枚で28日間に1日平均24枚(設定を50%に固定したあとの13日間は1日39枚ほど)出た記録は変わりません。

ただ、根拠が確かめられない数字が出回り続けると、SASEULをはじめて見る人は、ほかの説明も信じにくくなるかもしれません。だから、確かめられた数字だけを使うほうが、マイニングする人にとってもいいと考えています。

確認した結果

出回っている話: 「SASEULはビットコインより1000倍速い」

今確認できること: 2022年の記事には、何と比べたのかが書かれていませんでした。2026年9月27日のGuardeeのApp Storeの説明にも「1,000倍」の文句があり、何と比べたのかは書かれていません。

SASEULの時間は、出どころによって違います。CoinMarketCapの紹介では、帳簿に書かれるまで約4秒、確定するまで約10分です。この数字で計算すると、ビットコインより6倍から150倍速いです。公式の説明書では、確定まで6〜8秒としています。この数字で確定までの時間を比べると、約450倍から600倍です。どちらも1000倍ではありません。

速さを見るときは、何倍かよりも記録が確定するまでの時間を見てください。受け取る人がいつ安心していいかは、そこで決まります。

1秒に何件処理できるかは、公開された測定が見つかりませんでした。

参考にしたところ


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