SASEULは台帳が2つ?リソースチェーンとメインチェーン、バリデーターの席9つと確定までの時間

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SASEULは台帳が2つあるのですか?

はい。マイニングの台帳がバリデーターを選び、バリデーターが取引の台帳を書きます

リソースチェーン

マイニングの台帳。約1分に1ページ

バリデーターの席9つ

マイニングに成功したパソコンが交代で

メインチェーン

取引の台帳。6席が署名すれば通る

固まる

マイニングの台帳があと約10ページ積み上がったあと(ドキュメントによる)

理解を助けるための図です。公式ドキュメント、公式GitHubのホワイトペーパー、CoinMarketCapのプロジェクト紹介、公式エクスプローラー(2026年9月27日)をもとに描きました。

はい、SASEUL(サスル)は台帳が2つあります。マイニングが行われる台帳はリソースチェーン(Resource Chain)、取引を書く台帳はメインチェーン(Main Chain)と呼びます。公式ドキュメントの概要(2026年3月9日更新)に、2つの台帳を別々に動かしていると書かれています。

2つの台帳は、ばらばらに動いているわけではありません。マイニングの台帳で勝ったパソコンが、取引の台帳を書く人、つまりバリデーター(取引を確かめて署名する役)になります。SASEULのコイン(韓国では「사슬코인(サスルコイン)」とも呼ばれます)のしくみで、まちがえやすいのがこのつながりです。

SASEULの2つの台帳のしくみの図(韓国語の図)。リソースチェーン(マイニングの台帳)でマイニングに成功したパソコンがバリデーターの席9つに入り、6席が署名するとメインチェーン(取引の台帳)の1ページが決まり、取引の台帳の番号がマイニングの台帳に書かれて約10ページあとに固まる流れ
理解を助けるための図です(韓国語の図)。上からリソースチェーン、バリデーターの席9つ、メインチェーンです。ます目の数と間隔は、実際の比率ではありません。公式ドキュメント、公式GitHubのホワイトペーパー、CoinMarketCapのプロジェクト紹介、公式エクスプローラー(2026年9月27日)をもとに描きました。

2つの台帳は、それぞれ何をしているのですか?

リソースチェーンは、プルーフ・オブ・ワーク(たくさん計算して、先に答えを見つけたほうが勝つやり方)で動いています。グラフィックボードで掘るのはここです。公式ドキュメントは、この台帳がマイニング、バリデーター選び、リソース(マイニングのごほうび)の分配を受け持つと書いています。

メインチェーンは、送る、受け取るといった取引と、残高の変化を書きます。ここでは計算の競争はしません。バリデーターたちがHAP-2という独自のルールで署名を集めて、ブロック(台帳の1ページ)を決めます。

区分 リソースチェーン(マイニングの台帳) メインチェーン(取引の台帳)
すること マイニング、バリデーター選び、ごほうびの分配 取引と残高の変化の記録
ページの決め方 計算の競争(プルーフ・オブ・ワーク) バリデーターの署名を集める(HAP-2)
目標の間隔 60秒(CoinMarketCapのプロジェクト紹介) 公開の資料では見つからず
積み上がったページ(9月27日9時23分) 2,324,047ページ 4,404,682ページ
最初からの平均の間隔(計算) 約59秒 約31秒

平均の間隔は、最初のブロックの時刻(2022年5月17日4時49分、韓国時間)から9月27日9時23分までにかかった時間を、ページの数で割った値です。マイニングの台帳は、平均で1分に1ページくらいの割合で積み上がってきました(間隔はばらばらです)。

なぜ2つに分けたのかは、公式GitHubにあるホワイトペーパー(2022年8月作成)に書かれています。プルーフ・オブ・ワークだけを使うと、取引が固まるまで時間がかかり、バリデーターだけを信じると、バリデーターが台帳を丸ごと書きかえるおそれがあるそうです。そこで、計算の競争でバリデーターを選び、選ばれたバリデーターが取引をすばやく書くようにした、と説明しています。

バリデーターはだれが受け持つのですか?

マイニングに成功したノード(台帳を分けて持っているパソコン)が受け持ちます。公式ドキュメントには、マイニングに成功したノードが決まった期間バリデーターを受け持ちつづけ、何台かのバリデーターが同時にブロック作りに加わると書かれています。ホワイトペーパーも、次のマイニングの勝者が出ても、すぐには抜けずにしばらくバリデーターの席を守ると書いています。

席は9つです。公式エクスプローラーの統計画面のバリデーター(Validators)の欄は、V1からV9までの9行です。CoinMarketCapのプロジェクト紹介には、9席のうち6席が署名すればブロックが有効になると書かれています。

ホワイトペーパーは、バリデーターの66%をこえる数が同じ案を支持すればブロックが決まると説明しています。9席のうち6席は66.7%なので、2つの説明は合っています。

バリデーターが受け取る報酬は、マイニングの報酬のしくみの記事にあります。

SASEUL公式エクスプローラーのStatistics画面のTotal Resource Blocks、Confirmed Resource、Latest Difficulty、Validatorsの9席。バリデーターのアドレスは隠し、同じアドレスどうしに同じ文字(A〜H)をつけて表示
SASEUL公式エクスプローラーの統計画面(2026年9月27日10時00分)。バリデーターのアドレスは隠して、同じアドレスどうしに同じ文字をつけました。このときはV1とV7が同じアドレスAでした。上の2行は、マイニングの台帳の全体の数と、確定したマイニングの台帳の数です。

同じアドレスが2つの席をとっていたら、どういう意味ですか?

1台のパソコンが、最近のブロックを何回も掘ったという意味に見えます。9月27日9時55分にエクスプローラーが見せていた9席を、マイニングの台帳の記録と照らし合わせてみました。9席は、確定したマイニングの台帳の最近の9ページにある「次のバリデーター(Next Validator)」のアドレスと、順番まで同じでした。

確かめた時刻(9月27日) 同じアドレスが重なった席 ちがうアドレスの数
9時23分 同じアドレスが2席ずつ入っているところがある 7つ
9時52分 2つのアドレスが2席ずつ(V1=V8、V2=V5) 7つ
9時55分 1つのアドレスが3席 7つ
10時00分 1つのアドレスが2席(V1=V7) 8つ

30分のあいだにも、どんどん変わります。バリデーターの席は、マイニングの結果に合わせて入れかわるからです。

ここからは推測です。9時55分の記録を見ると、3席をとっていたバリデーターのアドレスのブロックごとに、ごほうびを受け取るマイナーのアドレスがちがっていました。1つのノードが、何人か(またはいくつかの受け取りアドレス)のマイニングをまとめて処理しているようすかもしれません。プール(何人かでいっしょに掘って分け合う集まり)は、こういう形で動くことがあります。だれが運営しているノードなのかは、わかりません。

計算の上では、1つのアドレスが4席以上をとると、残りは5席以下になるので、6席の署名をそろえにくくなります。ただし、1つのアドレスが持つ2席が、実際に署名2つとして数えられるのかは、公開の資料では見つかりませんでした。

バリデーターの役がぐらつくと、実際に取引の台帳が遅れます。2026年6月14日の夜7時32分(韓国時間)から、マイニングに成功した一部のノードがメインのブロックを作れなかったと、公式テレグラムのお知らせが伝えました。チームはマイニングのノードを追加し、次の日の明け方に2.2.0.4版を出して、マイニングのノードを入れかえてほしいと知らせました。

取引は、どれくらいで確定するのですか?

出どころによってちがいます。確定とは、記録が固まって、だれにも元に戻せなくなることです。公式の資料どうしでも、ちがう数字が書かれています。

出どころ(確認 2026年9月27日) 書かれている時間 何のことか
公式ドキュメントの概要(2026年3月9日更新) 6〜8秒 いまのネットワークの確定時間
公式サイトのよくある質問 約4秒 世界全体での取引の確定
公式サイトの用語解説 約4秒 メインチェーンの取引の確認。リソースチェーンはビットコインに似たやり方
公式サイトのしくみの説明 平均2〜6秒 確定時間
CoinMarketCapのプロジェクト紹介 約4秒で処理、約600秒後に固定 リソースのブロックがあと10個積み上がると、元に戻せないように固定

数字のちがいを読みとく手がかりは、公式ドキュメントのコマンドの案内にあります。ノードの状態の画面に、「Committed」と「Fixed checkpoint」の2行が別々に出ます。

公式エクスプローラーにも、似た2つの数字があります。9月27日9時52分のマイニングの台帳の全体(Total Resource Blocks)は2,324,072ページ、確定したマイニングの台帳(Confirmed Resource)は2,324,062ページで、ちょうど10ページの差でした。10時00分には11ページの差でした。

そこで、こう推測しています。数秒というのは、バリデーターたちが取引の台帳の1ページを受け入れるまでの時間です。約600秒(10分)というのは、マイニングの台帳が10ページほど積み上がって、その記録が元に戻せなくなるまでの時間です。ホワイトペーパーも、マイニングの台帳にまだ書かれていない取引の台帳は「仮のもの」と見ると書いています。

4秒と6〜8秒がなぜちがうのかは、わかりません。公式サイトのしくみの説明は、アジア・太平洋だけなら3秒、1つの国の中なら1秒ほどだと書いています。どの範囲で測った数字かによって、変わるようです。

大きな額をやりとりするときは、「確定した」という言葉がどちらの意味なのかを、まず見てください。数秒でエクスプローラーに出ても、元に戻せないように固まるには10分ほどかかると考えておくのが安全です。

自分で確かめるには、どこを見ればいいですか?

公式エクスプローラーの統計画面の下のほうの概要(Overview)で、マイニングの台帳の全体、確定したマイニングの台帳、バリデーターの9席が見られます。マイニングの台帳の一覧で1ページを押すと、マイナー(Miner)と次のバリデーター(Next Validator)の欄が別々に出ます。そのマイニングの台帳が指している取引の台帳の番号(main_height)も、いっしょに書かれています。

SASEULの基本の数字はSASEULの基本情報に、プールとは何かはプールの説明にあります。

ノードを動かしている方へ: コマンドで2つの高さを見る

公式ドキュメントのコマンドの案内(2026年3月9日更新)に出ているコマンドです。

sudo docker exec -it saseul-node saseul-script info

出力の[Chain Status]の欄に、CommittedとFixed checkpointが、リソース・メインの2つの台帳それぞれについて出ます。ドキュメントの出力例は、resource=2036197, main=3410001(Committed)とresource=2036183, main=3409963(Fixed checkpoint)です。[Validators]の欄には、最近の合意に加わったバリデーターが出ます。

参考にしたところ


ほかの確認の記録は、アーカイブ(これまでの記録のまとめ)にあります。